ゲーム一覧へスキップ
Hadukis

ブログ

キュレーション型ポータルがゲームを受け入れる前に求めるもの

· 約3分で読めます

ウェブゲームのポータルには2種類あります。自動の技術チェックを通れば何でも受け入れるところと、すべての応募を人が見て、断ることも多いところです。この記事は後者について、何をどの順番で確認しているのか、そして実際に応募を落としているのはどの項目なのかを書きます。

どちらにも載せる価値があります。オープンなポータルは、初日から配信先になり、少しは収益も出ます。キュレーション型は掲載先の数こそ少ないものの扱いがずっと良く、1つに載ればほかのポータルへのアピールにもなります。

技術チェックリスト(どこも同じ)

1か所にまとまった資料はありませんが、キュレーション型のポータルはどこも同じ点を確認していて、どれか1つでも引っかかると人の目に届くことはありません。

  • 読み込みが速い。 ミドルレンジのスマホで数秒以内。バンドルサイズについての記事も参考にしてください。切り口は違いますが、同じ制約の話です。
  • スマホで、縦でも横でも動く。 「遊べる」状態であること、つまり親指で押せる操作が必要です。横画面専用のゲームはそう明示して、画面を回すよう促す表示を出す必要があります。ただ崩れるだけではいけません。
  • リサイズに対応している。 端末を回したら、キャンバスもついてくる。読み込み時に一度だけビューポートを測って、その後は二度と測らないゲームが驚くほど多くあります。
  • 音はジェスチャーのあとで鳴らし、それより前には鳴らさない。 読み込み時に音を鳴らすゲームはどのみちブラウザの自動再生ポリシーに引っかかりますが、ポータルはそれを仕上げの問題としても扱います。
  • タップする場所が十分に大きい。 指で押すものはどれも、目安として最低44px。

ここまでをすべて満たせば、オープンなポータルが使っている基準も越えたことになります。キュレーション型はさらに1つチェックを加えます。

独自性の基準(落とされるのはここ)

誰も文書にしていないのに、実際にゲームを落としているのがこのチェックです。キュレーション型のポータルには、同じジャンルのゲームがすでに50本あります。審査担当者が考えているのは「これは良いか」ではなく、「これはまたあの手のゲームか」です。競合の多いジャンルで、よくできていて仕上げも丁寧だけれど完全に定番どおりの作品は、やんわり断られます。本当の理由(「この手のゲームはもう足りています」)は書きにくいので、不採用の連絡はあいまいな文面になります。

これは作る前にわかります。ゲームを1文で説明してみてください。その1文がポータルにすでにある20本のゲームに当てはまるなら、いくら仕上げを磨いても救えません。変えるべきなのは作り込みではなく、その1文です。

ゲーム本体より時間がかかる素材

  • ピクセル単位で指定どおりのカバー画像。 ポータルごとに必要なセットが違い、「だいたい合っている」では差し戻されます。
  • 最初のフレームが黒くないトレーラー。 動画エンコーダーは黒いフレームから始めがちですが、ポータルのサムネイル取得はフレーム0を拾います。
  • デバッグ表示のないスクリーンショット。 FPSカウンターも開発用コンソールも写さないこと。作業中のビルドではなく、クリーンなビルドで撮ります。

ここにはしっかり時間を確保してください。応募の中でいちばん時間がかかる部分になりがちです。

アップロード前に独占条項を読む

独占を求めるポータルもあれば、IPのライセンスを求めるポータルもあり、少なくとも1つはアップロードが事実上取り消せません。ゲームを上げる前に、規約の中で exclusive(独占)、perpetual(永続)、irrevocable(取消不能)、sublicense(再許諾)という単語を探してください。ポータルによっては、一度上げたら取り下げられないからです。私たちのルールは単純で、独占はしない、IPは譲渡しない。これまでにポータルを1つ逃しましたが、正しい判断でした。

私たちのゲームはすべてこの基準で出していて、ゲーム一覧ページに並んでいます。署名する条件・しない条件はライセンスのページにまとめています。